ICL手術を受けました

※今回はブリヤートとは関係のない話題です。

こんにちは、現在大学院生の者です。
1週間前、ICL(フェイキック後房型)という視力矯正手術を受けました。
(ICL手術の説明はこちら▷ ICLとは|ICL研究会)

今回はICL手術までの流れや1週間後である今日までの経過を書いていこうと思います。
内容は以下の通りです。

  • 視力矯正手術を受けた理由
  • 受診前に調べたもの
  • 眼科選びの基準
  • 検査
  • 手術
  • 術後1日目・1日後検診
  • 術後2日目~7日目
  • 1週間後検診
  • おまけ


視力矯正手術を受けた理由

 簡潔にいうと、視力が非常に悪かったことと、結膜炎や長期の海外滞在等の理由でコンタクト使用が負担になると考えたためです。
※以下は私の話ですので適宜必要な項目まで飛んでくださって構いません。

 私は小学生の頃から目が悪く、高校生の頃からソフトコンタクトレンズを使用していました。術前の視力はコンタクト度数でいうと右目-8.0・左目-7.5で重度の近視でした。平日はほぼ毎日10時間以上コンタクト(2week)をつけて生活していました。眼鏡は持っていましたが、長時間かけると頭痛がし、顔の印象もかなりかわってしまうことから家以外ではあまりかけていませんでした。コンタクト長時間使用が常態化していたので当たり前なのですが、学部生時代にかなりひどい(お医者さん談)結膜炎ができてしまいました。

 矯正手術を検討し始めたのは、学部生時代の留学時です。その時現地で出会った日本人の中に上記の品川近視クリニックでレーシックを受けた方がおり、手術を検討しているのであれば、ということで割引クーポンを頂きました。これをきっかけに視力矯正手術について検討するようになりました。ちなみに留学時は1dayコンタクトを使用し、眼科で処方された結膜炎治療の目薬を打っていました。

 視力矯正手術を決心した直接の理由は、結膜炎の悪化と将来の海外長期滞在です。結膜炎がある程度おさまってもコンタクト着用を再開すると悪化するといういたちごっこをくり返していたことと、今後海外に長期滞在する可能性を考慮して視力矯正手術をしようと決めました。

受診前に調べたもの

・クリニック比較サイト
・ICL研究会や医療団体・眼科の公式サイト
・手術を受けた人の体験ブログ

 クリニック比較サイトでは、手術費や口コミを見て受診クリニックを絞りました。手術の内容は基本的に信用できる医療団体のサイトや受診予定のクリニックで調べました。体験ブログは手術の実際の流れや経過、術後の見え方のリアルな感想を見るために参考として読んでいました。
 私の場合、最初は留学中紹介されたクリニックのサイトでレーシックについて調べていました。レーシックは重度近視には効果が低いことを知り、重度近視でも効果のある手術としてICLが紹介されていたため、そこからはICLの検討を始めました。


眼科選びの基準

・症例数が多い
・費用が高すぎないor割引ができる

 留学中に紹介を受けたクリニックが上記の基準に当てはまり、そのクリニックの最初の検査が丁寧で満足したため、他の病院には行かずそこを受診することにしました。ですが、可能であれば複数の病院を実際に受診して比較検討することをお勧めします。


検査

 私の受診したクリニックの事例ですので、他院とは多少異なる点があると思いますがご了承ください。

①電話で検査予約
 確認事項が多いため時間のある時にした方が良いです。受診3日前からコンタクト使用は中止します。

②受付
 割引クーポンを持っている場合はここで提示します。その後、3枚くらいある質問用紙に記入しました。服用薬(漢方含む)を書く欄があったので、薬を飲んでいる方は名前を控えておくことをお勧めします。

③検査
 視力検査を2回、別々の看護師さんが行います。視力検査以外にも様々な検査を行いました。時間がかかります。

④手術の説明
 検査後、看護師と医師より手術の説明をうけました。ICL手術にもオプションが色々あるようでそれに関する説明も受けました。ここの説明で受ける手術の種類を決めます。レンズによっては海外取り寄せとなり、手術まで日が開くようです。

⑤検査日・一回目の支払い
 説明終了後、受付で手術費の一部を前払いします。私の手術費用は約71万4千円で、その内19万円ほどをカードで前払いしました。金額は度数・乱視の有無・オプションの種類で変わってきます。手術同意書、説明書、手術前に打つ点眼薬はここで渡されます。


手術

①手術日の予約
 検査日から約3ヶ月後にレンズ到着の連絡が来て、手術日の予約を行いました。検査時と同様、手術3日前からコンタクトの着用は中止し、検査日に渡された目薬の点眼を開始します。

②来院
 自動車での来院は不可だそうです。私は自宅から最寄り駅まで自転車を使ったのですが、手術後の見え方を考えると自転車もなるべくやめた方がよいと思います。

③受付
 予約の電話で指示されたもの(同意書・使用済み点眼薬など)を提出します。残りの手術費をここで支払います。

④検査室エリアの待ち時間
 10分置きに点眼をされ、再度視力検査を行いました。

⑤手術室エリアの待ち時間
 相当な回数と種類の目薬をさされました。都度その目薬の効果を説明してくれます。覚えているものは、麻酔、瞳孔を開くもの、消毒?です。また、感染予防の飲み薬も飲みました。最後に、担当医に目の検査と手術の説明をしてもらいました。手術の順番が直前になると手術室の前に移動し、ここでも麻酔の目薬と感染予防の薬を飲みました。

⑥手術本番
・痛み:鈍いものが目を押しているという感覚でした。個人的には我慢できる痛みでした。
・注意点:手術中は一点を見つめる、まばたきを無理にしようとしない、急に動かない
 手術中は「医療ってすごいなあ…そして私はこの人類の英知とこの方々を信じることしかできない…」とハイ状態になっていました。目にメスが入るので手術前は怖かったのですが、術中は謎のハイ状態に加え、照明がまぶしいことと涙代わりの液がかけられてよく見えないのもあり意外と大丈夫でした。

⑦手術直後
 
手術後は1時間ほどクリニック内で休憩しました。麻酔をしているとはいえ、視線を眼球の筋肉を使って動かすのはやめた方がよいだろうな…という違和感がありました。休憩後、目の検査と術後の生活に関する注意点や点眼薬の打ち方の説明を看護師さんより受け、保護メガネをもらって帰宅しました。

⑧帰宅後
主な注意点は以下の通りでした。
・3種類の目薬を1時間に1回点眼
・電子機器の画面を長時間見つめない
・常に保護メガネ着用
・就寝時は保護用プラスチック眼帯を貼って仰向け
・入浴、洗顔、洗髪不可
・化粧不可(化粧水や乳液も×)
・アルコール・タバコ不可

 焦点は合わせづらく目の違和感はつづきましたが、視力はかなり良くなりました。とはいえ、目を使う作業は困難で基本的に眼を使わずに過ごしました。「②来院」でも書きましたが、太陽光を相当まぶしく感じるため、自転車に乗るのは控えた方が無難です。


術後1日目・1日後検診

 手術翌日の検診では視力は両目1.5以上でており、目に異常もないとのことでした。目はまだ疲れやすいので、音声読み上げアプリ(Pocket, Voicepaper2)を入れ、ウェブニュースの記事は音で読んでいました。
 この日からデスクワークが可能になりました。洗髪は自力でやってはいけませんが、保護メガネをかけたまま美容室で仰向けで洗ってもらうことはできるようになります。タバコも吸えるようです。

術後2日目~7日目

 日を追うごとに見え方が安定し、目の違和感も取れていきました。必要があって画面を数時間見てしまう日もありましたが、目が疲れること以外に異常は起こりませんでした。ただし、画面を長時間見つめると眼が痛くなります。点眼頻度は起床時・朝・昼・夜・就寝前の5回になりました。3日目以降は目の周りを避ければ化粧水、乳液、日焼け止めをぬれたそうですが、私は1週間後と勘違いしてずっとすっぴんで過ごしていました。

1週間後検診

 7日目に1週間後検診をします。視力検査では右目1.5、左目2.0がでました。他の検査でも異常なしと診断されたので、今のところ手術は成功したと捉えています。
 晴れて洗髪、洗顔、入浴、化粧、飲酒ができるようになりました。この一週間で頭皮と髪と肌がザラザラになったので、これからがんばって元に戻そうと思います。

おまけ

 一週間に人にあまり会いたくない姿になることを考えると、現在の状況下での手術はタイミングがよかったと感じています。コロナは早く収まってほしいですが…。見た目に加え行動が制限されるため、人と接する仕事や力仕事をする方は手術のタイミングを考える必要があると思います。
 また、検診は本来であれば6ヶ月後検診、一年後検診…と定期的に続くのですが、海外に滞在する人は6ヶ月検診は免除されるとのことでした。検査機器がそろっている現地の眼科で検査しても良いそうですが、医師の中には「ICLの知識がない人に検査されても不安になるだけだと思うから、帰国時に検診すればいいです」とおっしゃる方もいました。


 この記事はざっと書いたものなので、読みづらい部分や物足りない部分もあるかと思いますが、ICL手術を検討する上で何かのお役に立てれば幸いです。お読みいただきありがとうございました。

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